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JPY
Abstract
子宮頸癌に対する術前や放射線治療前,あるいは放射線治療との同時併用での化学療法の有用性の報告は多数なされている。特に本邦では,IVR の技術を利用した動注化学療法が各施設で行われており,その有効性が報告されている。しかし,randomized controlled trial(RCT)ではなく,治療の有効性を確認する治験であるため,そのエビデンスは確立されておらず今後のRCT が待たれる。自験例では,術前および放射線治療前に動注療法を施行した症例は49例で,Stage㈵b(bulky tumor>径3cm), II, III,IVa はそれぞれ15, 18, 11, 5例であった。生存期間の中央値は62か月,2年および5年生存率は 81.6, 70.6%であった。治療による grade 4 の障害はみられなかった。晩期の障害としては,8.2%に腸閉塞がみられた。動注療法でdownstage が得られ,手術が完遂した症例では生存率の改善もみられたが,効果が得られず手術が施行できなかった症例では,むしろ予後が不良になることが明らかであった。今後は,進行症例での治療法の検討が必要である。
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