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頭頸部癌におけるDocetaxel, Cisplatin, 5-Fluorouracil による超選択的動注療法—特に舌癌症例・その他の方法と比較して—
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JPY
Abstract
頭頸部癌の非切除治癒を目的として,第1日目にDOC 50〜60mg/m2とCDDP 50〜60mg/m2を大腿動脈経由で順行性に超選択的動注し,第2日目より5日間は5-FU 600〜750mg/m2/dayを持続点滴静注する化学療法(超選択的動注DCF療法)を施行している。2000年4月より現在までの頭頸部進行・再発癌の治療は70症例に達し,成績は追跡期間中央値1,017日で生存率92.7%, 臓器温存率90.1%であり本療法による合併症はほとんどない。今回は誌面の都合上,舌扁平上皮癌症例について報告する。症例は舌扁平上皮癌19例であり,全例に組織学的CR を得た。追跡期間中央値1,371日(45.7か月:471〜2,133日),Kaplan-Meier法による生存率は94.74%で,臓器温存率は88.42%であった。生存率,臓器保存率両者において,以前施行していたCDDP と5-FU の静注併用療法(5年生存率20%)ならびにCDDP のみ超選択的動注し5-FU を持続静注する療法(5年生存率28.5%)より超選択的動注DCF 療法のほうが優れた成績が得られた。副作用は白血球減少,脱毛などが主なものであった。放射線同時併用療法を施行した症例では,粘膜炎,皮膚炎が出現したが,いずれも可逆的変化であった。
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