No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
乳房照射+腋窩リンパ節郭清にて経過観察中の潜在性乳癌の1例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は78歳,女性。左腋窩腫瘤を主訴に当科を受診した。触診では左腋窩に直径0.7cm 大の弾性硬の腫瘤を認めたものの,両側乳房に腫瘤は触知しなかった。マンモグラフィでは腫瘤陰影,石灰化を認めず,エコー,ヘリカルCT, dynamic-MRI においても両側乳房に異常を認めなかった。穿刺吸引細胞診ではclass㈸(腺癌)であった。全身検索行うも原発巣認めず,診断確定のため腫瘤摘出術を施行した。切除標本の免疫染色にてER, PgR, GCDFP-15, ラクトアルブミンが陽性であり,潜在性乳癌と診断した。治療は左腋窩リンパ節郭清+左乳房照射を行った。術後は補助療法として化学・内分泌療法を行い,現在まで2年10か月無再発生存中である。ヘリカルCT, dynamic-MRI でも原発巣同定不能な潜在性乳癌に対して,乳房照射+腋窩リンパ節郭清にて経過観察を施行した1例について若干の文献的考察を加えて報告する。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/33090/1287