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切除不能肝・大動脈周囲リンパ節転移巣を伴った大腸癌に対し原発巣切除後にTS-1/CPT-11併用療法が有効であった1例
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JPY
Abstract
症例は66歳,男性。前医で下行結腸ポリープの内視鏡的摘出術を行い,腺腫内癌・断端陽性であった。4年間未治療であったが,下腹部痛が出現し,精査にて下行結腸癌,多発肝転移,大動脈周囲リンパ節転移と診断した。左結腸切除術を施行した。病理検査で中分化型腺癌,stageIVであった。術後5-FU/LV 療法を開始したが,3クール後に高度の食欲不振が出現したため中止した。TS-1 100mg/dayに変更したが,再び食欲不振が出現し1週間で中止となった。TS-1を80mg/dayと減量し3週連日投与1週休薬で経口投与し,irinotecan(CPT-11)65mg/m2をday1,15に点滴投与した。4週を1クールとして10クールを外来で1年間繰り返した。治療後,大動脈周囲リンパ節腫脹は著明に縮小した。経過中grade2以上の有害事象は認めなかった。TS-1/CPT-11療法は,外来で安全に継続でき,今後進行・再発大腸癌に対する有用な外来化学療法になり得ると思われた。
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/content/article/0385-0684/33090/1337