No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Tegafur/Uracil/Folinate療法が奏効した遠隔転移を伴う手術不能進行大腸癌の2例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
遠隔転移を伴う進行大腸癌症例に対しtegafur/uracil(UFT)にfolinate(Leucovorin:LV)を併用するtegafur/uracil/folinate(UFT/LV)療法を施行し,有効であった2例を報告する。UFT は体表面積が1.20m2未満:300mg/日,1.20m2以上1.70m2未満:400mg/日,1.70m2以上:500mg/日,LV は75mg/日を1日3回に分けて,8時間ごとに経口投与した。28日間連日経口投与し,7日間休薬して1クールとした。この治療を病変が増悪しないかぎり,患者が中止を希望するか重篤な副作用がみられるまで繰り返し行った。症例1:79歳,男性。S 状結腸癌手術後の肺転移でperformance status(PS)は3であった。2クール終了後に肺転移病変の50%以上の縮小が得られた。症例2:61歳,男性。下行結腸癌手術後の肝転移であった。2クール終了後に肝転移病変の50%以上の縮小と腫瘍マーカーの改善を認め,8クール終了後にさらなる改善を認めた。本療法による重篤な副作用はみられず,PS が不良な患者にも有効で安全な治療法であることが推測された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/33100/1469