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Gemcitabine+5'-DFUR 療法が著効したStageIVA 肝内胆管癌の1例
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JPY
Abstract
われわれは非切除肝内胆管癌に対し,gemcitabine(GEM)と経口抗癌剤を用いて外来化学療法を行い,QOL を維持しながら1年余りの生存を得られた症例を経験したので報告する。症例:45歳,男性。腹部膨満と全身倦怠感を主訴に来院した。腹部CT 検査では左葉原発の肝内胆管癌,両葉にわたる多発性肝転移と診断した。血清CA 19-9およびCEA は高値を示していた。切除不能肝内胆管癌の診断でGEM 1,000mg/週を3週投与1週休薬と5'-DFUR 600mg/日の連日内服をプロトコールとする化学療法を開始した。化学療法は,最初の1コースを除いて外来通院で行った。4コース終了後の腹部CT 検査では原発巣および多数の肝転移巣は消失し,血清 CA 19-9は正常値まで低下していた。そして自覚症状の著明な改善とともに,職場(建設業)に復帰することも可能となった。患者は非切除肝内胆管癌と最初に診断されてから13か月間のほとんどを外来通院で化学療法を行い,良好なQOL を維持し職場に復帰することができた。GEM と経口抗癌剤の組み合わせは非切除胆道癌に対する有効なpalliative chemotherapyになり得る可能性があると考えられた。
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/content/article/0385-0684/33100/1501