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JPY
Abstract
情報技術IT の進歩は,がん診療に変化をもたらしている。インターネットが高速化することで,膨大な診療情報がリアルタイムに医療機関間で交換可能である。また,優れた医療情報に全世界的にインターネットを介してアクセス可能である。コンピュータ支援意思決定システムは,予防,早期発見,治療終末期医療とすべてのがん診療において,がん専門医の労働負荷を軽減しつつある。インターネットを介した大規模ながん患者登録は,国家的データベースの構築を可能とし,がん患者のphenotype,genotypeを明らかにすることで,安全で効率的な個別化医療の構築につながる可能性がある。オーダー・エントリー・システムと一体化した電子化カルテシステムに,安全情報や医療情報を直接,リアルタイムに組み込むことで,安全かつ効果的・効率的医療を提供することが可能である。インターネット・イントラネットの発達によるがん診療の効率化が進む一方で,無秩序ながん医療情報配信や,インターネット環境をもつ者ともたざる者の情報格差,医療チーム内でのコミュニケーションの低下などの問題も生まれている。
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/content/article/0385-0684/33110/1571