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術前CPT-11併用5-FU/l-LV(IFL)療法が奏効し根治切除可能となった多発肺転移を伴う直腸癌の1例
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JPY
Abstract
症例は53歳,男性。鼠径ヘルニア術前の問診にて体重減少および便通異常を認めたため,消化管精査を施行したところ直腸癌多発肺転移と診断され,さらにイレウスを併発し,まず人工肛門造設術を施行した。その後全身状態は安定し,irinotecan, 5-fluorouracil, l-leucovorin(IFL)療法による術前化学療法を外来にて2コース施行した後,肺転移所見の消失および直腸腫瘍径の縮小を認めたためD 2リンパ節郭清を伴う低位前方切除術を施行し,根治度A であった。術前化学療法の病理組織学的評価は,Grade2であった。現在再発徴候を認めず,外来にてIFL 療法による補助化学療法を継続中である。また,本化学療法に伴う有害事象は認められなかった。本療法は,根治切除困難な直腸癌に対する術前化学療法として意義あるものと考えられた。
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/content/article/0385-0684/33110/1665