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Glypican-3(GPC3)を標的とした免疫療法の有用性の検討
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JPY
Abstract
肝細胞癌は治療後も高頻度に再発を繰り返すため予後不良な癌であり, 発癌予防や治療後の再発予防のために有効な治療法の確立が望まれる。GPC3は肝細胞癌に高発現し, 正常組織にはほとんど発現しないため, 腫瘍免疫のターゲットとして理想的な癌特異的抗原である。今回最も抗腫瘍活性が高く, 自己免疫現象を誘導しないHLA-A2もしくはHLA-A24拘束性CTL エピトープペプチドを同定し, GPC3をターゲットとした肝癌に対する免疫療法の有用性を検討した。HLA-A2エピトープペプチドに関しては, HLA-A2トランスジェニックマウスを用いて最も効果的にCTLを誘導できるものを決定し, さらにHLA-A2+ もしくはHLA-A24+ 患者におけるCTL 誘導の有無を検討した。それぞれの肝癌患者末梢血単核細胞からGPC3特異的ヒトCTLが半数以上の症例で誘導可能であった。GPC3はウイルス性肝硬変患者の発癌予防や術後再発予防における免疫療法のターゲットとして期待される。
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/content/article/0385-0684/33120/1742