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JPY
Abstract
診断的腹腔鏡検査(SL)にて腹膜転移陰性(P0)および腹腔細胞診陽性(CY1)と診断された前治療のない高度進行胃癌34例を対象とし, P0CY1症例に対する術前化学療法(NAC)の意義につき検討した。9例はSL 直後に手術を施行し(手術群), 25例にNAC を施行した(NAC 群)。NAC の治療効果はCR 0例, PR 6例, NC 15例, PD 4例(奏効率24%)であり, 23例に胃切除を施行した(切除率92%)。18例(78%)で胃切除時にCY が陰性化し, 17例(74%)に根治切除がなされた。遠隔成績では手術群とNAC 群の間に有意な差は認めないが, NAC 群のMST が820日と手術群の439日より延長していた。この17例中5例(29%)が再発し, 部位は腹膜1例, 肝1例, 脳1例, 局所+腹膜1例, No.16リンパ節+腹膜1例であった。P0CY1症例に対するNACは高率にCY を陰性化させ, 根治切除率を向上させる。しかし, 予後の改善に寄与しているとはいい難く, 術後のintensive chemotherapyが必要と思われる。
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/content/article/0385-0684/33120/1774