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肝切除と全身化学療法により長期生存中の大腸癌多発肝転移の1例
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JPY
Abstract
症例は50歳, 男性。2002年10月, 前医にてS 状結腸癌および肝転移に対しS 状結腸切除術と肝部分切除術が施行された。術後は5'-DFUR による補助化学療法が施行されたが単発肝転移を認め, 2005年1月肝部分切除術が施行された。2005年5月に多発肝転移(9個)と縦隔リンパ節転移を認め当科紹介となった。FOLFOX4による全身化学療法を開始したところ, 肝転移巣は縮小率61%とPR が得られた。縦隔リンパ節はNC であったため, 8コース終了後, 胸腔鏡下リンパ節摘除術を施行した。10コース終了後の2006年1月, 新病変の出現がないため肝部分切除術とラジオ波熱凝固療法(RFA)を施行した。その後腫瘍マーカーは正常化した。治療経過中, 重篤な有害事象, 合併症なく経過した。初回治療から42か月経過後の現在, 再発の徴候なく生存中である。大腸癌術後の遠隔転移に対して, 化学療法と手術を組み合わせた集学的治療により, QOLを損なうことなく長期予後を得られる可能性がある。
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/content/article/0385-0684/33120/1792