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肝細胞癌非切除例における経皮経肝門脈塞栓術の転移抑制効果
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JPY
Abstract
肝切除を施行しなかった肝細胞癌(HCC)3例の臨床経過において, 経皮経肝門脈塞栓術(PTPE)が極めて有効であったので報告する。3例とも肝右葉にHCC を認め, 経動脈的化学塞栓療法(TACE)を行った後, 肝切除を前提として門脈右枝または門脈右後枝に対してPTPE を施行した。しかし, 本人が手術を希望されない, 残肝の肥大が不十分であるなどの理由で肝切除は行わなかった。全症例において原発巣はTACEでのコントロールが可能であった。経過中に新病巣の出現を認めたが,すべてPTPEを行った区域内であり, その他の区域には新病巣を認めていない。PTPEにより腫瘍細胞の経門脈的散布が防止され, 肝内の腫瘍のコントロールが良好となった可能性が考えられる。切除不能症例に対しても, 腫瘍が限局している場合には積極的にPTPE を行うことが予後の改善につながる。
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/content/article/0385-0684/33120/1811