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キトサンを利用したCis-Platinum 局所投与の試み
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JPY
Abstract
cis-platinum(CDDP)を標的部位に停留させて局所で徐放させる剤形開発を試みている。薬物担体として, 70%脱アセチル化キチン(DAC-70), キトサンを使用。CDDP を担持させて新剤形とした。停留性は, ヒト大腸粘膜に対する接着力をex vivo で測定して評価。徐放性は, 新剤形をmedium 中でincubateし, 経時的にin vitro で放出動態を検討した。新剤形の形状は粘性の流体とした。ヒト大腸粘膜との接着力は, 37℃の場合, 25℃に比較して高値を示した。PBS 溶液中37℃でincubateした場合, 6時間で総担持量の10%が放出され, 72時間まではわずかに増加した。lysozyme添加mediumでは, 6時間20%,72時間までの放出もわずかな増加にとどまった。DAC-70をCDDPの担体とした場合, ヒト粘膜組織に対する停留性は良好と判断された。一方, CDDP 放出は極めて遅く徐放化製剤として臨床に利用するには, 担体としたキチンの分解性の検討が必要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/33120/1866