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QOL を考慮し局所療法を施行した食道, 胃, 口腔, 肺4重複癌の1例
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JPY
Abstract
患者は86歳, 男性。2003年7月に右顎下部腫瘤, タール便で当院紹介された。内視鏡およびCT 検査により, 右頬粘膜癌+右頸部リンパ節転移, 胃癌2病変, 右肺上葉に肺癌を疑う腫瘤影を指摘された。まず, 頬粘膜癌に対する手術を施行した。その後, 食道表在癌を指摘された。術後体力低下が著しく高齢であることから, 食道癌に対しては内視鏡的粘膜切除術(EMR), 胃癌に対してはEMR+アルゴンプラズマ焼灼術(APC)を施行した。肺癌に関しては対症療法のみとした。18か月後, 肺癌により死亡したが経過中のQOLは良好で, 頬粘膜癌, 食道癌の再発は認めず胃癌に関しては症状なくcontrol可能であった。本症例のように多臓器にわたる重複癌の治療では種々の因子が絡むため, 治療法の選択に苦慮することが多い。高齢者の場合では, 症例に応じてQOL を重んじた治療法を選択することが妥当だと考える。
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