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T4胃癌症例に対するPalliative Surgeryの延長としての切除先行・術後化学療法によるQOL と予後改善の試み
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JPY
Abstract
局所進行胃癌に対してpalliative gastrectomyは出血や通過障害の症状緩和に有効であるが, 予後改善にはつながらない。今回われわれは出血や通過障害の症状を有するT4胃癌患者に対して, palliative gastrectomyの延長として浸潤臓器合併切除と術後化学療法を行うことがQOLや予後改善につながるかどうか検討した。2003年から2005年までに藤崎病院外科にて出血や通過障害の症状をもつT4胃癌症例6例に対し複数臓器合併切除が行われた。浸潤臓器は膵臓が5例, 横行結腸と胆嚢が1例であった。浸潤臓器を完全に切除したのが5例, 遺残があったのが1例であり, 4例が病理組織検査で切除断端陰性であった。縫合不全は1例もなかった。いずれも術後経口摂取良好だった。入院中から3例が化学療法を開始した(TS-1+CDDP)。退院後5例においてTS-1内服が行われた。4例において1年以上にわたりPS が0〜1が保たれた。2例は社会復帰を果たした。生存日数中央値は>419.5日であった。出血あるいは通過障害を来したT4胃癌患者に対しpalliative gastrectomyの延長として可及的切除を行い, 術後化学療法を追加することによりQOL と予後の改善に貢献する可能性があると考えられた。
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/content/article/0385-0684/33120/1881