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治療拒否の対応に苦慮しながらも化学療法とステントで良好なQOL を得た胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は57歳, 男性。10年来精神障害とアルコール依存症で精神科に入退院を繰り返していた。2004年5月, 精査のため当科紹介され, L 領域前壁の2型の胃癌, T2(SS), N2, 進行度はstage IIIAと診断した。治療方針は手術を前提としたTS-1+CDDP による術前化学療法とした。しかしその後, 手術は受け入れず2005年1月まで合計7クール施行し, 約8か月間にわたってPR を維持し得た。その後治療をすべて拒否し, 同年7月に腫瘍の再燃による幽門狭窄を来すまで受診しなかった。本人の希望を考慮し8月に内視鏡下に胃瘻を造設, 胃瘻から幽門狭窄部にステントを留置し経口摂取可能とした。以後死亡するまでの3か月間, 良好なQOL を得ることができた。ステント留置は, 治療方針の多様化に対応するための有効な処置の一つとなると考えられた。
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