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加齢による腎機能低下を考慮したTS-1単剤の減量投与が有効かつ安全であった進行胃癌の1例
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JPY
Abstract
加齢による腎機能低下症例に対し, 2段階減量によるTS-1単剤投与が有効であった進行胃癌の1例を経験したので報告する。症例は75歳, 女性。多発肝転移を伴うstage IV 胃癌に対し, TS-1を1次治療として開始した。投与量は推定クレアチニン・クリアランス(Ccr)値が38ml/minであったため, 2段階減量の50mg/day, 4週投薬2週休薬を1コースとした。2コース終了時には腫瘍縮小が認められ, 治療開始から1年4か月を経過し, 現在(2006年5月)12コース目を施行中であるが, PS は0, 腫瘍マーカーも正常で肝転移巣は縮小率90%以上の有効性を継続している。治療期間中に血液毒性, またgrade3以上の非血液毒性は認めず, 相対薬剤強度は100%であった。年齢とCcr値は負の相関を示すため, 高齢者胃癌に対するTS-1治療において, 推定Ccr値からの減量投与開始を考慮することは重要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/33120/1891