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子宮癌再発に伴う難治性腹水に対しダブルデンバーシャント留置が有効であった1例
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JPY
Abstract
症例:59歳, 女性。2000年2月, 子宮癌の診断にて子宮付属器摘出術を施行。2004年11月, 子宮癌再発に伴う難治性腹水の診断となった。12月28日に右鎖骨下静脈に流入するルートで腹腔-静脈シャント(Denver Biomedical)を留置し, 腹水が減少した。2005年1月20日, 再び腹水が増悪, 腹腔側シャントチューブ閉塞の診断にて同チューブを交換し, 腹水貯留の改善をみた。しかし3月28日, 再々度腹水の増悪を来し, 精査にてシャントチューブを中心とした隔壁形成によると思われる左側腹水貯留と診断し, 新たに左鎖骨下静脈に流入するルートで腹腔-静脈シャントを追加留置し, 4月29日軽快退院となった。その後に明らかな合併症や腹水の増悪は認めなかったが, 同年11月28日, 現病死となった。まとめ:今回われわれは, 腹腔内に隔壁を有する難治性腹水症例に対し, 左右鎖骨下静脈に流入する2本の腹腔-静脈シャントを留置して著明な腹水の改善をみた症例を経験したので報告した。
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