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JPY
Abstract
外陰癌は本邦ではまれな疾患であるが,その取扱いは最近20年間で大きく変化した。それまで唯一の治療法とされてきた広汎外陰切除に変わり,QOL を重視したより個別化された治療法が行われるようになった。外陰癌の予後因子としては,腫瘍の大きさと鼠径リンパ節の転移の有無が重要であり,それに基づいて治療法が大幅に見直されてきた経緯がある。孤立性病変に対する正常外陰部の温存,T 1腫瘍,1mm 未満の間質浸潤症例に対する鼠径リンパ節郭清の省略,T 1腫瘍で患側鼠径リンパ節陰性例での対側鼠径リンパ節郭清の省略などである。最近ではセンチネルリンパ節の同定および転移の有無の検索による鼠径リンパ節郭清の省略,進行外陰癌治療における放射線治療の代わりのchemoradiationの検討などが行われている。本稿では,外陰癌の予後因子の観点から,治療法の変遷の根拠となったエビデンスを紹介しながら解説する。
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/content/article/0385-0684/33130/1991