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非切除食道癌に対するDocetaxel/TS-1併用放射線化学療法の検討—Phase I / II Study(Step 1)—
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JPY
Abstract
切除不能・進行食道癌に対しての放射線化学療法は5-FU/CDDP が標準的とされているが,入院治療が一般的であり,患者のQOL は決して良好なものとはいえない。われわれは進行・切除不能食道癌患者に対して外来治療が可能で,さらに良好な治療成績が期待されるdocetaxel/TS-1と放射線の併用化学療法臨床 I / II 相試験のstep 1を2004年5月から2006年3月までの食道癌10例に対して行った。全例に治療が完遂可能で,grade 4の有害事象はなく,治療関連死もなかった。血液毒性はレベル2でgrade 3の白血球減少と好中球減少を1例認めた。非血液毒性は,レベル3でgrade3の食欲不振を認めた。step 1での抗腫瘍効果は,RECISTによる効果判定では9例中6例に奏効例を認め(CR 2例,PR 4例), 奏効率は66.7%であった。食道癌取扱い規約に基づくと10例中7例に奏効例を認め(CR 3例,PR 4例), 奏効率は70%であった。以上の結果より,MTD には達していないものの推奨投与量をレベル3(docetaxel 30mg/m2/TS-1 60mg/m2+放射線照射60Gy)とした。本治療法は有害事象も少なく効果的な治療法であり,今後step 2, 3へと移行して,その有効性を検証していく予定である。
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/content/article/0385-0684/33130/2021