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進行胃癌術後にTS-1を投与され発症した慢性骨髄性白血病の1例
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JPY
Abstract
症例は55歳,女性。2002年3月進行胃癌に対して胃全摘術を施行後21か月間経口代謝拮抗剤TS-1を投与された。以後,再発の所見なく無治療で外来通院していたが,2005年6月白血球増多を指摘された。骨髄細胞の染色体分析でフィラデルフィア(Ph)染色体を,FISH でbcr-abl 融合遺伝子を認め,経過より二次性慢性骨髄性白血病(CML)の慢性期と診断した。imatinibを開始したところ,3か月後には骨髄中のPh遺伝子が消失し細胞遺伝学的完全寛解となっている。二次性白血病としてのCML の発症は比較的まれで,胃癌や大腸癌などに多用されているTS-1投与後の報告は本例が最初である。また,本例はimatinibが二次性CML に対しても有効であることを示唆している。
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/content/article/0385-0684/33130/2049