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TS-1/CDDP 併用化学療法が著効した腹膜播種を伴う進行胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は57歳,女性。頻尿,食欲不振を訴え,近医を受診,骨盤内腫瘤と腹水を指摘され,ダグラス窩穿刺で腺癌細胞が検出された。精査にて胃前庭部に4型胃癌を認めた。腹膜播種を伴うため手術不能と判断し,TS-1とCDDP の併用化学療法を施行した。2クール終了後の腹部CT 上腹膜播種は残存していたが,さらに7クールまで化学療法を継続したところ,腹部CT 上,腹膜播種は消失,化学療法によるdownstaging が成功したと考えられ,胃全摘術+リンパ節郭清が施行された。詳細な病理検索を行ったが,原発巣,リンパ節に癌細胞は残存していなかった。腹膜播種を伴う進行胃癌に対して,TS-1/CDDP 併用術前化学療法が著効したと判断した。また,可能な症例では腹膜播種が消失するまで術前化学療法を継続することを考慮するべきと考えられた。
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/content/article/0385-0684/33130/2057