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Oxaliplatinに対してアナフィラキシー反応を来した切除不能大腸癌の1例
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JPY
Abstract
oxaliplatin(L-OHP)は,切除不能大腸癌に対するfirst-line化学療法として広く普及してきている。それに伴い重篤な副作用も報告されるようになってきた。われわれは,L-OHP によるアナフィラキシー反応を来した1例を経験したので報告する。症例は69歳,男性。切除不能再発大腸癌に対し,FOLFOX 4療法を施行した。治療効果はRECIST 上PR であったが,8コース終了時にはL-OHP によるgrade3の末梢神経障害を認めた。FOLFIRI療法に変更し,計8コース施行するも肺転移,肝転移の増悪を認めPD となった。L-OHP 休薬により末梢神経障害も軽減してきたため,再びFOLFOX 4療法を施行した。再投与から2コース目(計10コース)にアナフィラキシーショックを呈した。抗ヒスタミン剤,ステロイド治療によりアナフィラキシー症状は30分で改善した。L-OHP をベースとした化学療法はまれではあるが,アナフィラキシーショックを引き起こすことがある。このことを念頭におき,早期発見と適切な対処を行うべきであると考えられた。
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/content/article/0385-0684/33130/2093