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CPT-11が奏効した慢性腎不全を伴った膵癌多発性肝転移の1例
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JPY
Abstract
症例は56歳,女性。慢性腎不全の診断にて近医加療中,腹部CT にて膵頭部と腫瘤と肝両葉に多発する腫瘤像を指摘され当科入院となった。上部消化管内視鏡検査にてファーター乳頭に腫瘍の浸潤を認め,生検の結果膵腺癌と診断した。治療法として多発肝転移を認めたため,十分なインフォームド・コンセントの下,抗癌剤の全身投与を行うこととした。重度の腎機能障害があるため,今回われわれは排泄経路が胆汁型であるCPT-11を選択し投与を行った。CPT-11の量は80mgから開始し,副作用をみながら増減を行った。4クール施行後の腹部CT では肉眼上膵,肝の腫瘤はほとんど消失していた。本療法は特に腎障害をもつ膵癌患者に対するfirst-line chemotherapyとしてkey drug の一つとなり得ると思われる。
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/content/article/0385-0684/34010/105