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早期胃癌に対する機能温存手術—幽門保存胃切除術の評価—
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JPY
Abstract
迷走神経幽門枝および腹腔枝を温存する幽門保存胃切除術の手技を述べた。また,術後1年経過した49例の幽門機能をRI胃排出試験を用いて客観的に評価した。幽門輪を温存することにより,ダンピング症状や十二指腸液の逆流は防止でき生理的な術式であると考えられる。しかし注意すべきことは,約1/4の症例で術後1年経過しているにもかかわらず,健常人に比べて胃排出が遅延していることである。しかもこれらの多くは,術後愁訴は強く,経口摂取や体重の回復が悪く,術後QOL も不良であった。機能温存手術は必ずしもよい結果ばかりではない。インフォームド・コンセントに際しては十分説明しておくべきであり,術後は長期にわたる経過観察が必要である。
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