No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
頭頸部癌に対するDocetaxel, Nedaplatin, 5-Fluorouracil 3剤併用術前化学療法臨床第 I / II 相試験
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
頭頸部癌を対象に,第Ⅰ相試験としてdocetaxel(DOC), nedaplatin(CDGP)そして5-fluorouracil(5-FU)の3剤併用化学療法におけるCDGP の最大耐量(MTD)と第II相試験での推奨用量(RD)の決定をし,第II相試験ではRD による3剤併用術前化学療法の有効性および安全性について検討した。対象は評価可能病変を有する頭頸部扁平上皮癌新鮮症例とした。投与法はDOC 60mg/m2(day 1),CDGP 20〜30mg/ m2/day(day 1〜5), 5-FU 600mg/m2/day(day 1〜6)とした。CDGP は初回投与レベルを20mg/m2とし,各投与レベルで3例に投与する。grade 4の白血球・好中球減少あるいは血小板減少またはgrade 3以上の血色素低下あるいは非血液毒性が発現した場合,用量制限毒性(DLT)と判定した。DLT の発現率を33%に設定し,それ以上の場合にそのレベルをMTD とし,第Ⅰ相試験を終了とする。RD はMTD と判断された投与レベルの第1段階下の投与レベルとした。その結果,3剤併用化学療法のRD はDOC 60mg/m2, CDGP 20mg/m2, 5-FU 600mg/m2となった。第II相試験では40症例が登録された。DLT に関しては,血液毒性は2例に,非血液毒性は33%以下の発現率であった。奏効率は76.3%でCR 率は44.7%であった。病理組織学的効果では55.3%の有効率であった。以上より本療法は有効かつ安全であることが示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34010/43