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TS-1/CDDP 併用術前化学療法によりPathological CR が得られたStageIV進行胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は72歳,男性。上部消化管内視鏡検査で胃体上部から胃角部の小弯側を中心に半周を占める3型病変を認め,生検で充実性低分化腺癌と診断された。腹部CT検査では小弯側胃壁の著明な肥厚と2群リンパ節の腫大を認めた。腹腔鏡検査によるstaging にてcT3N2M0H0P0CY1, cStageIVと診断し,術前治療としてTS-1 60mg/m2とCDDP 60mg/m2の併用による化学療法を開始した。4コース施行後,原発巣・転移リンパ節の著明な縮小を認めたため,胃全摘術,脾摘術,D 2郭清を施行した。病理結果は,原発巣,リンパ節のすべてに癌細胞を認めず,腹腔洗浄細胞診も陰性化していた。化学療法の組織学的治療効果判定はGrade3でpathological CR と判断した。術後24か月現在,再発なく健存中である。TS-1/CDDP併用術前化学療法は高度進行胃癌に対する有用な治療法の一つと思われた。
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/content/article/0385-0684/34010/93