No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
本邦における小児急性リンパ性白血病(ALL)の治療成績は四つの臨床研究グループ(CCLSG, TCCSG, KYCCSG,JACLS)のリスク分類に基づく層別化治療を含んだ臨床研究により目覚ましく進歩し,各グループとも1990年代後半の臨床研究における5年無病生存率は80%近くとなっている。2003年に結成された日本小児白血病・リンパ腫研究グループ(Japanese Pediatric Leukemia/Lymphoma Study Group: JPLSG)はわが国の小児癌の主要な研究グループであるCCLSG/JACLS/KYCCSG /TCCSG がすべて参加する形で構成され,活発な活動を展開してきている。ALL のなかでも特に難治性で希少疾患である成熟B 細胞性ALL, 乳児ALL とフィラデルフィア染色体陽性ALL の3疾患に関してすでにJPLSG の全国共通臨床研究が開始され,診断・治療の標準化が図られてきている。また,小児がん白血病研究グループ(CCLSG)ではALL 2004protocolにおいて,初発時データと第13週の微小腫瘍残存(MRD)に基づいた2段階の層別化による治療プロトコールが開始されている。2005年3月にJPLSG/ALL 委員会が結成,わが国における小児ALL 共同研究の必要性が討議され,新規治療薬であるnelarabineを組み込んだT 細胞性ALL 治療の共同研究の可能性についての検討が始められている。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34020/150