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JPY
Abstract
高齢社会に突入している現在,肺癌患者における高齢者の割合は増え続けており,通常の臨床試験に適格性のない高齢者肺癌患者に適したレジメンを構築してゆくことが必要である。そこで,高齢者の非小細胞肺癌,小細胞肺癌に対する第II/III相試験が世界中で施行されており,高齢者進行非小細胞肺癌に対しては,単剤の化学療法としてdocetaxel, vinorelbineが強く推奨される。最近,CPT-11単剤療法に関しても第 I/II相試験が施行され,gefitinib, TS-1も高齢者にとって有望な薬剤であると考えられる。再発高齢者進行非小細胞肺癌においてはpemetrexed単剤投与が高齢者にとって忍容性があるというサブセット解析がされている。プラチナベースの化学療法ではいくつかの高齢者に対するサブセット解析があり,weekly cisplatinとweekly docetaxelの併用療法とweekly docetaxelとの比較第III相試験(JCOG 0207)が現在進行中である。高齢者小細胞肺癌に関しては単剤による化学療法は現在推奨されず,carboplatin+etoposideのような併用療法が推奨されている。現在carboplatin+etoposideとamrubicinの第III相試験が進行中である。今後,これらの臨床試験から高齢者肺癌患者のよりよい生存延長に寄与する薬剤が選択されることを期待する。
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/content/article/0385-0684/34030/367