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進行再発大腸癌に対するCPT-11/5-FU/l-LV 療法の有効性の検討
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JPY
Abstract
過去2年6か月間に3クール以上CPT-11/5-FU/l-Leucovorin療法を施行した進行再発大腸癌14例の治療結果や有害性をまとめ,有効性と安全性の検討を行った。14例の背景は平均年齢65(49〜79)歳。男性8例,女性6例で,原発部位は結腸10例,直腸4例。組織型は高分化腺癌1例,中分化腺癌12例,不明1例であった。手術時に同時性転移であった症例は9例,再発による異時性転移症例は5例であった。再発転移部位は,肝転移4例,肺転移5例,肝・肺転移1例,肺・リンパ節転移1例,リンパ節転移2例,局所再発1例。全例初回治療(first-line)として行った。平均施行回数は7.7回であった。奏効率は21.4%, 平均奏効期間は8.1か月であった。本療法が無効となった後は,他の薬剤によるsecond-line以降の治療を行った結果,全治療における平均奏効期間は14.8か月,平均生存期間は18.6か月であった。grade3以上の有害事象は,下痢2例,悪心・嘔吐3例,白血球減少3例。投与量の減量を余儀なくされた症例は1例のみであった。当院は導入時の1クール目以外は1泊入院を基本としており,入院延長を認めた症例は投与量の減量を余儀なくされた症例以外には認めなかった。本療法は進行再発大腸癌に対し初回治療として有効な化学療法と考えられた。
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