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高用量Toremifeneが奏効した化学療法無効,Anastrozole抵抗性の多発肝転移を伴う進行乳癌の1例
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JPY
Abstract
anthracycline系およびtaxane系抗癌剤の治療効果が十分でなく,アロマターゼ阻害剤に抵抗性を示した多発肝転移を伴う進行乳癌に対して,高用量toremifeneが奏効した症例を経験したので報告する。肝機能障害を伴う多発肝転移のため,EC 療法を2コース施行するも肝転移巣の縮小は認めず,腹水の出現によりpaclitaxelを毎週投与に変更した。肝転移巣は縮小傾向を認めたが,白血球減少や貧血さらにはステロイドによる血糖コントロール不良のため化学療法を中止した。閉経状態かつホルモン受容体陽性のため,内分泌治療としてアロマターゼ阻害剤の服用を開始したが転移巣が増大したため,高用量toremifene 120mg/dayに変更した。投与開始後肝機能は正常化し,CT 上も肝転移巣は縮小し,また乳房腫瘍は消失した。toremifene内服開始後6か月経過しているが治療継続中である。
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