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JPY
Abstract
プラチナ系抗癌剤ベースの化学療法(特にcisplatin)はいまだ非小細胞肺癌に対する化学療法の中心とされている。しかしながらcisplatinは,許容し難い副作用が出現する場合があることや大量の輸液が必要なこともあり,cisplatinを含まない有効な治療の開発が望まれている。carboplatinはcisplatinの代わりに非小細胞肺癌の治療で広く使用されている抗癌剤である。しかし一方で,carboplatinがcisplatinと同等の生存効果を有するか否かは議論の余地があると考えられている。これまでの報告では,carboplatinはcisplatinと比べ同等もしくは若干劣ることが示されている。近年,第三世代抗癌剤として,gemcitabine, paclitaxel, docetaxel, vinorelbineおよびirinotecanが開発されてきた。これらは非小細胞肺癌に対して有望な薬であったため,cisplatinを含まない治療の開発が期待された。比較試験およびmeta-analysisの結果,非プラチナ第三世代抗癌剤併用療法はプラチナベースの併用化学療法と比べ生存期間においては勝ることなく,副作用は軽減される傾向にあると考えられている。現時点では,非プラチナ第三世代抗癌剤併用療法はプラチナ併用療法のできない進行非小細胞肺癌に対する治療の選択肢と考えられている。
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/content/article/0385-0684/34040/527