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乳癌細胞に対するVinorelbineのアポトーシス誘導機序
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JPY
Abstract
vinorelbine(VNB)はフランスで開発された新しい半合成のvinka alkaloid誘導体で,その抗腫瘍効果は主として肺非小細胞癌と乳癌に感受性が高く,単剤あるいはtaxane系薬剤などとの併用によって,臨床的にも高い有効性が示されている。VNBは微小管の構成蛋白であるチューブリンに選択的に作用し,その重合阻害によって細胞周期をG 1期にとどめ,細胞分裂を妨げるとされている。このような従来の抗癌剤とは異なる作用機序の点からも,多剤耐性の悪性腫瘍に対する新しい治療薬として注目されている。本稿では,このantimicrotubule agent であるVNB が,多剤耐性ヒト乳癌細胞株のMX-1に対して,in vitro の系でアポトーシスを誘導し,その経路がミトコンドリアを介した経路であることを証明した。
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