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術後に化学療法を施行し長期生存が得られている胃小細胞癌の1例—小細胞癌に対する化学療法施行例の検討—
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JPY
Abstract
胃の小細胞癌は全胃癌中約0.1%とまれであり極めて悪性度が高く予後不良とされ,有効な化学療法はいまだ確立されていない。われわれは胃小細胞癌に化学療法を施行し,長期生存を得た1例を経験した。症例は75歳,男性。胸やけを主訴に近医より紹介され胃内視鏡施行。生検にてGroup㈸・胃癌と診断し胃全摘術,D 2郭清を施行した。術後5か月で多発性肝転移が出現し,tegafur/gimeracil/oteracil potassium 配合カプセル(以下,TS-1)+cisplatin(CDDP)を5クール施行。その後irinotecan hydrochloride(CPT-11)+CDDP を現在までに4クール行い,術後1年6か月でno change(NC)となっている。これまでに何らかの化学療法を施行された胃小細胞癌は65例報告されており,今回の症例のような長期生存例もいくつかのregimenで散見される。今後さらに胃小細胞癌の症例を積み重ね,有効なregimenを確立する必要があると思われた。
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/content/article/0385-0684/34040/609