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JPY
Abstract
肺癌は全世界的に癌死原因の上位を占めており,今後もその増加が予測されている。近年肺癌治療は著しい進歩を遂げるとともに,全世界的に肺癌治療の標準化の試みがなされている。しかし,生活習慣などの環境因子の差と遺伝子生物学的な差,すなわち人種差により疾患の罹患率や薬物に対する反応性は異なっている。肺癌治療に対する反応性も環境因子や人種により異なることから,地域や国により肺癌の標準治療が異なる可能性がある。実際にEGFR チロシンキナーゼ阻害剤であるgefitinibは日本人を含む東洋人・女性・腺癌・非喫煙者での奏効率が有意に高く,生存期間の延長効果も有することが示されている。本稿では肺癌に対する現時点での標準治療を示すとともに,欧米と本邦の治療法の相違点についても概説する。
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