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口腔癌に対するNedaplatin(NDP)主体の化学療法(NDP/5-FU 療法,NDP/S-1療法)の検討
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JPY
Abstract
口腔癌のNDP 主体のneoadjuvant chemotherapy(NDP/5-FU 療法とNDP/S-1)に関して検討した。対象は口腔扁平上皮癌未治療症例32症例でNDP/5-FU 併用療法(以下5-FU 群)が18例,NDP/S-1併用療法(以下S-1群)が14例であった。性別は男性20例,女性12例で,年齢は20〜87歳で,平均年齢は59.6歳であった。PS は0が31例,1が1例であった。stage別ではstage㈵ 3例,stageII 12例,stageIII 5例,stageIV 12例であった。投与スケジュールは5-FU 群では,5-FU は600mg/m2/dayをday1〜5まで5日間持続点滴にて投与し,NDP はday1に80mg/m2を8例に,100mg/m2を4例に投与した。S-1群では,S-1 60〜80mg/m2を1日2回に分けてday1〜14まで経口投与し,NDP はday8に80mg/m2を点滴静注して以上を1コースとして,1〜3コースを施行した。効果は32例中2例がCR, 20例がPR, 10例がNCで奏効率は69%であった。5-FU 群では奏効率は72%で,S-1群では奏効率は64%であった。grade3以上の副作用は白血球減少はgrade3 2例で発現率は6%(5-FU 群1例,S-1群1例), 血小板減少はgrade3 2例,grade4 1例で,発現率は9%(5-FU 群2例,S-1群1例), AST 上昇はgrade3 1例(5-FU 群1例), 発現率は3%で,その他の重篤な副作用はみられなかった。奏効率,副作用とも5-FU 群とS-1群の両者で大きな差は認められなかったが,5-FU 群での5-FU の持続点滴投与は患者を長期間拘束する難点がある。そのためS-1の経口投与に変更して患者への負担も軽減した。今後も症例を重ねて,さらに有用性を検討する考えである。
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