No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
近年,食道癌に対する内視鏡治療,化学放射線療法(CRT)など非手術的治療の進歩が著しい。Stage I では深達度 m 1, m 2症例に対する内視鏡治療はすでに確立されており,m 3さらには sm 症例に対しても内視鏡治療にCRT を併用することにより手術に匹敵する治療成績が得られている。さらにこれまで外科手術が標準とされたStage II と III でもCRT による良好な治療成績が蓄積されつつある。T 4症例ではすでにCRT が標準的治療との認識がなされている。このように非外科的治療の進歩は食道癌治療において食道を温存できる機会をより多くすることに貢献している。しかし個々の治療における技術的な問題点をはじめCRT による放射線障害,CRT 後の再発・遺残に対するsalvage手術など内科のみでは解決できない問題もあり,集学的治療による食道癌治療の成績向上のためにはこれまで以上に外科,放射線科との協調が必要である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34060/831