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胃癌補助化学療法に用いるS-1内服時の5-FU 血中濃度の個体差に関する検討
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JPY
Abstract
StageII,III の進行胃癌の13例において術後補助療法としてS-1の常用量(80mg/ m2)を投与した場合と多剤併用や高齢のためにS-1を減量(60mg/m2)して投与した13例の場合において5-FU 血中濃度を測定し,個体差の検討を行った。S-1 80mg/ m2投与群13例の5-FU 血中動態はCmax:159.92±45.2ng/mL,Tmax:2.17±0.58h, T1/2:3.13±2.88h,AUC0-8:768.0±260.8ng・h/mL であった。S-1 60mg/m2投与群13例の5-FU 血中動態はCmax:117.3±55.1ng/mL,Tmax:2.62±0.96h,T1/2:3.09±1.95h,AUC0-8:565.9±216.8ng・h/mL であった。いずれの場合も術式によるAUCの差は認めず,AUC が800ng・h/mL を超える症例は7例中6例にgrade3以上の有害事象を認めた。S-1投与の際の5-FU 血中濃度は個体差が大きく,Cmax ・AUC ともに3〜4倍の開きが認められた。S-1投与の際には5-FU 血中濃度に個人差が大きいことを理解した上での使用が望ましいと思われた。
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/content/article/0385-0684/34060/869