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Paclitaxel, 5-FU の併用療法によりQOL の改善と長期生存を得た癌性腹水を伴う高度進行胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は63歳,男性。摂食障害と腹部膨満を主訴に来院した。上部消化管内視鏡にて胃体上部から幽門部にかけて全周性に浸潤し狭窄症状を呈するType3胃癌と診断された。腹部は膨満しCT 画像にて大量の腹水と腫瘍の膵臓浸潤,大網を中心とした腹腔内播種性病変および大動脈周囲リンパ節腫大を認めた。CDDP 10mg/bodyのweekly腹腔内投与にて腹水の制御を試みるも効果認めず,paclitaxelと5-FU の併用化学療法を開始。2コース終了時点で腹水は著明に減少し経口摂取も可能となりQOL の改善が得られ,3コース終了時点で腫瘍の減少と腹水の消失を認め,腫瘍マーカーも正常化した。その後外来にて経過観察し,7コース終了時点での上部消化管内視鏡にて狭窄部の開存を確認。膵浸潤像および大動脈周囲リンパ節腫大,大網の播種性病変の増悪を認め,経口摂取も困難となり死去。発症より1年1か月の経過であった。
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/content/article/0385-0684/34060/911