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Taxane(TX)耐性の再発・転移乳癌に対する治療レジメンの検討
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JPY
Abstract
2001年1月より2006年5月の間,われわれが診療した再発転移乳癌(MBC)292例中246例にtaxane(TX:docetaxel または paclitaxel)が投与された。近年,TX が術前治療や術後補助療法に広く用いられつつあり,今後のMBC の予後改善のためにはTX 耐性例に対する有用なレジメンを求める必要がある。そこで自験例にてTX 耐性出現後に用いられたレジメンの奏効の有無をホルモン受容体(HR), HER 2/neu(HER 2)の発現有無別にretrospectiveに解析した。TX 耐性となった166例に延べ387レジメンが(HER 2陽性例ではtrastuzumab併用にて)実施された。10%以上の奏効率(PR・CR 例/評価可能全例)を示したレジメンはTX・capecitabine併用(11/61,18%),CPT-11(10/57,17.5%), vinorelbine(5/46,10.9%)の他にMFL-P(MTX, 5-FU, LV, CDDP の連続治療)12/47, 25.5%, DMpC(5'-DFUR, MPA, CPA 経口)5/16, 31.2%があり,後2者の高い奏効率と,ともにHR(−)・HER 2(−)例にても奏効例がみられる点が注目された。なお,HR(+), HER 2(+)いずれにおいてもTX 奏効例は無効例に比しての延命傾向がみられたが,TX 耐性後の治療反応性には差がなく,TX 自体の延命効果が推察された。
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/content/article/0385-0684/34070/1047