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結腸癌術後に肝転移・傍大動脈リンパ節転移を認めFOLFOX 4レジメンが奏効した1例— 一般市中病院での抗癌剤ガイドラインについて—
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JPY
Abstract
4種類の化学療法を使用しFOLFOX 4レジメンが奏効した1例。症例は62歳,女性。2004年6月にS 状結腸癌および転移性肝癌に対し,結腸切除術および肝部分切除術を施行した。当院における化学療法のガイドラインを患者に示し,10月から希望によりUFT/LV の経口投与を開始した。術後6か月のCT で,傍大動脈に1.8cm 大のリンパ節転移巣を認めた。FOLFIRI レジメンを3コース行ったが,同病巣径は不変であった。2005年6月に肝S 7に腫瘤が疑われS-1を開始した。9月には同肝病巣は2cm にまで増大し,転移巣と診断された。また,傍大動脈リンパ節も両側に出現かつ最大3cm 縦径と増大を認めた。FOLFOX 4レジメンを開始し,2コースで肝転移巣は縮小した。6コースで軽度副作用があり中止したが,術後18か月のCT で肝転移巣は消滅し,傍大動脈リンパ節は1.2cm に縮小した。術後再発の化学療法に関しては各医師の裁量が大きいのが現状であるが,本症例のようにガイドラインを患者に示すことで臨機応変にレジメンの変更ができ,よりよい informed consent が成り立つと考えられた。
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