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JPY
Abstract
EMR(内視鏡的粘膜切除術)は食道癌,胃癌,大腸癌における内視鏡治療の主役として広く普及しているが,2cm 程度までの病変が一般的な適応である。2cm を超える病変でもリンパ節転移がほとんどない基準が明らかにされたが,EMRでは病理学的に根治性が正確に評価できる一括切除を確実に行うことは困難で,分割切除で適応を拡大していた。しかし,分割切除後の遺残再発が報告され適応拡大には問題が残った。様々な病変を一括切除する手技の確立が望まれ,ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は登場した。ESD 用処置具の開発やヒアルロン酸ナトリウムを用いた局注剤の工夫などにより,大きな病変や潰瘍瘢痕を合併するような病変でも一括切除可能となり適応が拡大されつつある。ESD は数年で全国に広まったが,長期成績に関する成績はほとんど明らかにされていない。胃癌では3年無遺残・無再発率がEMR よりESD で有意に高いことが報告されたが,他臓器を含め今後さらに解明していく必要がある。
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/content/article/0385-0684/34080/1163