No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異とgefitinibを含むEGFR チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の感受性に関する現況および臨床でのgefitinib使用上の問題点について整理した。種々の報告より,EGFR 遺伝子変異はアジア人,女性,非喫煙者,腺癌に頻度が高く,この変異がある症例に対してgefitinibは80%程度奏効し,変異のない場合は約10%であった。このようにEGFR 変異はgefitinibによる治療の最適な効果予測因子として認められつつある。gefitinib投与による急性肺障害に関しては大規模なコホート内ケースコントロールスタディが行われ,投与する症例を選択するのに有用な危険因子が同定された。またgefitinibの獲得耐性メカニズムの一つとして二次変異T 790M が報告された。現在,EGFR 遺伝子変異を有する肺癌症例を対象としたgefitinib対標準化学療法の臨床試験が進行中である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/34080/1168