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姑息手術施行後Tegafur/Uracil+経口Leucovorin療法を行い再手術にて切除し得た進行大腸癌の1例
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JPY
Abstract
症例は63歳,男性。2004年11月ごろから左下腹部痛,腹満を主訴に当院初診。精査上S 状結腸癌,多発性肝転移,肺転移による亜イレウスの診断にて同年12月13日手術となった。術中所見ではS 状結腸が後腹膜に強固に固定され,Douglas窩に固い結節を認め,空腸の一部を巻き込み切除不能と判断。双孔式人工肛門造設,空腸部分切除,胃空腸吻合を行った。術後経口Leucovorin(LV)75mg とtegafur/uracil(UFT)400mg 経口療法を計4コース施行し,腫瘍マーカーの著減,肺転移の消失,肝転移の縮小を認めたため2005年5月30日second-look operationを行った。S 状結腸の授動は比較的容易でありDouglas窩の結節は消失,肝転移はS 2, S 6にそれぞれ1か所のみとなり,S 状結腸切除,人工肛門閉鎖,肝部分切除を行った。術後経過良好で11POD 退院となった。術後1年6か月を経過した現在,外来にてUFT+経口LV 療法にてchemotherapy再施行中である。UFT+経口LV 療法は比較的容易に行える方法であり患者負担も少ないため,症例によりadjuvant chemotherapyにかかわらずneoadjuvant chemotherapyにおいても有効例が存在する可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/34080/1287