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慢性腎不全を有する大腸癌症例に対する血液透析併用FOLFOX 4療法の1例
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JPY
Abstract
症例は慢性腎不全にて人工透析を導入されている68歳の女性。S 状結腸癌術後肝転移に対するCPT-11+UFT+Leucovorin療法の次治療としてFOLFOX 4療法を行った。投与量はoxaliplatin 40mg/m2, 5-FU 急速静注300mg/m2,持続静注500mg/m2とし,初日にoxaliplatin投与1時間後から1回,翌々日すべての投与終了後に1回血液透析を行った。初回治療時にgrade2の嘔吐,grade3の食欲不振ならびに白血球減少を認め,以後はoxaliplatin 32mg/m2, 5-FU 急速静注240mg/m2, 持続静注400mg/m2まで減量して計4回投与を行った。血中薬物濃度測定の結果,血清中蛋白非結合白金は透析により速やかに除去されることが示された。慢性腎不全患者に対するFOLFOX 4療法は,減量投与の上人工透析を併用することにより安全に行い得ると考えられた。血中薬物濃度測定を行うことが望ましいが,安全な投与量や血中濃度,さらには蓄積性に関する検討を行うには今後の症例の蓄積が必要である。
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/content/article/0385-0684/34080/1299