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癌に対する遺伝子療法の現状—臨床応用はどこまで進んだか—
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JPY
Abstract
特定の遺伝子またはそれを組み込んだベクターを用いて,その蛋白を生体内で一定期間持続的に発現・作用させて治療する“遺伝子治療”。従来の治療法に比べて,より簡便な処置で標的分子特異的な作用が得られることから,患者に対する侵襲や負担,副作用が低減されることも期待されている。ベンチサイドからは優れた抗腫瘍効果が日々多数報告されており,悪性腫瘍,特に既存の治療法では臨床効果が極めて低い癌種に対する新たな治療法として有望視されている。その反面,第III相試験まで進み,最終的に医薬機構から承認されて市場にでる遺伝子治療薬はいまだに少ないことから,その治療戦略が疑問視され,臨床開発状況が全般的に認識されない場合も少なくない。では,どのような分子が標的とされ,どの段階までその臨床研究は進められているのか。ここでは,現在行われている癌遺伝子治療の臨床試験を網羅的に紹介する。
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