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原発性十二指腸癌術後の肝内再発に対してS-1+Docetaxelの併用が有効であった1例
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JPY
Abstract
70歳,男性。腹痛にて受診。内視鏡にて十二指腸球部後壁に潰瘍病変を認めた。生検にて腺癌と診断され,膵頭十二指腸切除を行った。術後病理は十二指腸癌,膵の圧排浸潤を認めた。術後3か月後腹部CT にて肝S 3に30mm と15mm,S 7に15mm の多発肝転移を認めた。全身化学療法S-1(2週投与1週休薬), docetaxel(3週ごと)の併用を開始した。3クール目には腫瘍の縮小傾向を認め,その後も増大することなく経過し,他病死する術後3年目まで局所再発も認めなかった。S-1, docetaxelの併用は食道癌をはじめ,進行・再発胃癌に対する化学療法として有効性があることは知られている。十二指腸癌は比較的まれで有効とされる化学療法は確立されていないが,S-1+docetaxelの併用は有効である可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/34090/1477