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札幌月寒病院報告その4—早期胃癌治療の二次選択肢としての化学療法
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JPY
Abstract
今日の早期胃癌治療の一次選択肢は内視鏡手術も含めた手術である。しかし,身体的条件や精神的条件などにより手術が適応とならない症例がある。その場合には有害事象が少なく効果的な化学療法が二次的に選択される。この時に選択される化学療法として,どのようなregimen がよいかはいまだ確定されてはいない。われわれは10 例の早期胃癌患者に対して intermittent F・low-dose P(IntFP)療法を用いて治療を行った。それを retrospective に検討すると,奏効率は100%(CR 8 例,PR 2 例)で,癌による死亡例はなく,他病死4 例を除いた5 年生存率(5 生率)は100%であった。10症例中再発は1 例であり,病理学的CR で退院後7 か月に再発して,IntFP 療法の再治療で再び病理学的CR となり2006 年12 月31日の時点で66 か月無再発で生存している。血液学的有害事象はヘモグロビン減少と白血球減少においてgrade 3が各1 例にみられた以外はgrade 2 以下であり,非血液学的有害事象はすべてgrade 2以下であった。IntFP 療法は手術が適応とならない早期胃癌症例で,病理学的CRが得られ長期生存が期待できる有害事象の少ないregimenと考えられる。
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