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胃空腸吻合術後S-1治療が奏効した幽門狭窄合併切除不能胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は64 歳,男性。主訴は食欲不振と上腹部腫瘤。上部消化管内視鏡にて幽門前庭部に全周性の2 型腫瘍による狭窄を認め,生検上tub 2 であった。CT 上多発性肝転移を認めた。CEA 値は21.8 ng/mL と高値であった。2002年12月胃空腸吻合術を施行し,T4,N2,H1,P0,CY1,M0,StageIVであった。術後経口摂取が可能となり,2003年1月からS-1投与(2 週投与1 週休薬)を開始した。CEA値は正常化し,CT 上PR が得られた。S-1は計19 コース施行。二次化学療法として2004年3月からweekly paclitaxel 治療を施行した。三次化学療法として9 月からCPT-11/CDDP biweekly 治療を施行した。幽門狭窄合併切除不能胃癌に対し胃空腸吻合術を行い経口路を確保した上でS-1 療法を行うことにより,外来通院が可能となりQOL の向上が得られた。また,二次,三次化学療法を行うことにより,多発性肝転移を伴っているにもかかわらず2 年以上の長期生存が得られた。
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/content/article/0385-0684/34100/1655