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Primary ChemotherapyにTrastuzumabを併用した乳癌の2 例
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JPY
Abstract
primary chemotherapy を施行しpCR が得られた症例は予後良好であり,現在高いpCR 率を得るために様々なregimenが試みられている。今回われわれはprimary chemotherapy としてtrastuzumab を併用し,奏効した2 例を経験したので報告する。症例1 は43 歳,女性。左D 領域に径33 mmの乳癌(ER(-),PgR(-),HER2 3+(IHC))および腋窩・鎖骨下・鎖骨上に複数のリンパ節転移を認めた。EC 療法を6 コース,続いてweekly paclitaxel 療法+trastuzumab を4コース施行し局所はPR が得られたが,脳転移が出現したため切除を断念した。以後化学療法は施行せず,脳転移巣に対してγ-knife を3 回施行した。8か月後,髄膜癌症出現,MTX+Ara-C髄注を行うも全身状態が悪化し死亡した。局所に関してはCR が得られていた。症例2 は41 歳,女性。右CD 領域に径39 mmの乳癌(ER(-),PgR(-),HER2 3+(IHC)),腋窩に2 個のリンパ節転移を認めた。primary chemotherapy としてFEC 療法を6 コース ,続いてweekly paclitaxel 療法+trastuzumab を4 コース施行しPR が得られた。手術を予定するも患者が美容を重視し化学療法の継続を強く希望されたため,trastuzumab の投与を継続した。12回投与後,超音波上,腫瘍の増大傾向を認めたため,vinorelbineを併用するも,2 コース投与終了時に腫瘍が増大したため,Bp+Ax施行,現在無再発生存中である。
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/content/article/0385-0684/34100/1683